バイクの保険の種類について、簡単に前の記事で紹介をしました。
ここではバイクの保険に関係するもう1つの情報として、バイク保険を極力安くするためにはどのような方法があるのかについて紹介します。
前述の通り等級を挙げるのも重要なポイントの一つですが、利用できる方法の1つとして「ファミリーバイク特約」というものを使用する方法があります。
それでは、ファミリーバイク特約というのはどのようなもので、どのような効果があるものなのでしょうか。
まずはファミリーバイク特約を利用するために必要となる条件について簡単に紹介します。
まずポイントとなるのは、バイクのライダーを含む、同居家族の中の誰かが任意自動車保険に加入しているという条件です。
バイクのライダーを含む、という条件があるため、自分自身が任意自動車保険に加入しているというのでもこの条件を満たす事ができるようになります。
バイクだけではなく車も運転するという場合どちらにも保険を掛けるのは特別なことではないため、この条件を満たせるという人は少なくないでしょう。
もう1つの条件となっているのは、利用しているバイクの排気量です。
排気量が126ccを上回っている場合については、この特約を使用することができません。
つまり、小型バイクにおける保険の場合に、このファミリーバイク特約の適用が行える、という形となります。
それでは、ファミリーバイク特約を利用することによって具体的にどのような効果が得られるのでしょうか。
利用する条件によっても違っていますが、ファミリーバイク特約を利用すると本来の保険料よりも大幅に保険料が安くなる場合があります。
保険料が10分の1程度まで抑えられる場合もあるため、使用できる場合には積極的に使用するようにするのが良いでしょう。
この場合、もう1つ気になるのは補償の内容についてです。
保険料が安くなっても、肝心の保険効果自体が大幅に弱くなってしまうのでは意味がありません。
それでは、通常の保険の場合と、ファミリーバイク特約の場合とでどの程度の保障内容の違いがあるのかについて紹介します。
まずは、対人賠償と対物賠償についてです。
これについては任意バイク保険の場合も、ファミリーバイク特約のともに無制限となっているため、違いはありません。
自損事故の場合の保障も1500万円が上限と、この点についても同じです。
大きな違いとして挙げられるのは、搭乗者傷害の補償です。
任意バイク保険においては搭乗者障害について200万円から500万円程度の補償がされるようになっていますが、ファミリーバイク特約の場合にはこの補償が効かない仕組みとなっています。
さらに、車両保険の付帯についても違いがあり、任意バイク保険の場合には付帯させることが可能ですが、ファミリーバイク特約の場合にはこの付帯を行うことができません。
それでは、ここまでの情報からファミリーバイク特約のメリットとデメリットをまとめたサイトに付いて紹介します。
>>ファミリーバイク特約のメリット・デメリット
ファミリーバイク特約のメリットは、まずは保険料を安く抑えることができるという点です。
次に、バイクが何台あっても補償を受けることができるという点についてもメリットがあります。
さらに、特約を使っている場合についても等級に対して影響が及ぶことがないというのも、メリットの一つとなるでしょう。
対してデメリットとなるのは、ファミリーバイク特約はあくまでも自動車保険側の特約であるため、自動車保険を解約するとこちらの効果も失われてしまう点です。
また、小型バイクのみが対象となっており、排気量が大きいバイクの場合には使用することができません。
さらに、長期的にバイク保険を利用する予定があるのであれば、等級制度のメリット受けられない分こちらの方が不利になる場合もあります。
メリットもデメリットもある方法であるため、任意バイク保険を利用するのとファミリーバイク特約を利用するのと、どちらの方が自分にとってメリットが有る方法なのかを見極めて判断するのが良いでしょう。