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エアコンの外気導入とは?

車のエアコンのコントローラーを見てみると、外気と内気の2種類あるのがわかります。
外気というのは、多くの場合車のマークに外部から矢印が入ってくるアイコンで表示されています。
これは、送風やエアコンをオンにすると外部の空気を取り込む機能のことです。
冷房で空気を冷やすにしても、暖房で暖めるにしても、外の空気を冷やしたり暖めたりして室内に送り込むことになります。

外気導入をすることのメリットとしては、自動車内の空気の入れ替えができるという点があります。
長時間窓を閉め切りにしていると、どうしても内部の空気がよどんできます。
場合によっては二酸化炭素濃度が上がって、眠気を催したり集中力を失わせたり、最悪の場合体調不良を引き起こしたりします。
そこで、外気導入をすることによって新鮮な空気を取り込めるのです。

もう一つのメリットは、窓ガラスの曇りを取れるというものです。
車の中の湿度と温度が高くて外が乾燥かつ冷えていると、窓ガラスはすぐに曇ってしまいます。
そこで外気導入をすることによって、乾燥した空気を取り込んで曇りを取り除けるのです。
視界を確保する時のとても重要な操作となります。

内気循環の仕組みとは?

内気循環とは、エアコンの回路を外部からは切り離して室内の空気だけを循環させる仕組みです。
室内の空気を暖めたり冷やしたりして、冷房もしくは暖房をするということです。
こうすることで、より早く室内の温度を快適な状態にコントロールできます。

冬などは外の空気が冷えているため、暖房をかけてもなかなか暖まらないことがあります。
その点、内気循環にすれば、一度暖房を付けて暖められた室内の空気をさらに暖める形になるので、より早く室内全体を快適にできるのです。

内気と外気を使い分けるタイミングについて

それぞれの特徴を知っていると、使い分けのタイミングも理解できます。
まず、冷房にしても暖房にしても、乗り始めてすぐのタイミングなど、車内の温度をできるだけ早く快適なものにしたい時には内気循環にします。
その後、長時間運転をして空気の入れ替えをしたい時などは、外気導入にすると良いでしょう。

知らず知らずのうちに車内の空気がよどんでくることもありますので、走り出してからは外気導入にしておくのも良いでしょう。
同じように、寒い日や雨が降っている時など窓ガラスが曇ってしまっている場合には、外気導入に切り替えます。

一方で、外の臭いが入ってこないようにしたいシーンもあるでしょう。
排ガスの臭いがきついとか、工場や農地などで不快な臭いが入ってくる場合、外気導入から内気循環にすることで外からの空気をシャットダウンできます。