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油断した時に起こりやすい立ちゴケ

初心者だけでなく、バイクに慣れている人でもうっかりやってしまうのが「立ちゴケ」です。
「立ち転け」とも書くように、走行中ではなく停車中に足でマシンを支えきれずに倒してしまうことを言います。

立ちゴケは、自分はケガをしないとしても、バイクに傷をつけてしまいます。
ちょっと油断したばかりに、修理代に10万円もかかるようなことも珍しくないのです。

冒頭にも触れましたが、立ちゴケの原因は油断です。
では、なぜ油断してしまうのでしょうか?
立ちゴケを起こしたことのあるライダーにアンケートを取ったところ、4人に1人は疲労による集中力の低下を理由に挙げていました。
「帰宅してホッとしたから」、「サイドスタンドを出したつもりがしっかり出ていなかった」、「足が疲れていて、よろけてしまった」などの声があります。

いずれもケアレスミスですが、わずかな不注意で自分にも愛車にも大きなダメージを残してしまうのが立ちゴケです。
また、立ちゴケだからケガをせずに済んだとしても、走行中の油断なら命取りになりかねません。
大事故を防ぐためにも、バイクに乗る時はいつでも油断しないことが大切です。

立ちゴケの原因と事例

立ちゴケは油断が原因と述べましたが、それは運転するライダーの気持ちの問題です。
実際の原因は、車体のバランスの崩れと言えるでしょう。
当然のことですが、なぜバランスを崩してしまうのか、実際の立ちゴケの事例で確認してみましょう。

「真冬の長時間走行のせいで体が寒さで硬直して、停車しようとした時に足がうまく動かなかった」という例があります。
いつもより体の動きが鈍っていたために足が思いどおりに動かず、その結果、車体を支えきれずに転倒してしまったわけです。

また、停車しようとした時だけでなく、「バイクに乗ろうとして足を上げたところ、上がりきらずにバイクを蹴倒してしまった」という体験談もありました。
これも思いどおりに足を動かせなかった事例です。

そのほか、「停車しようとサイドスタンドを出したが、中途半端にしか出ていなかったので、車体を支えきれずに倒してしまった」というような事例もあります。
いつも何気なくやっている行為なので、本当にちゃんとサイドスタンドが出ているかまで毎回確認していないからこういうことになるのでしょう。

立ちゴケを起こさない方法

立ちゴケを起こさないようにするには、ケアレスミスを起こさないようにバイクに乗る時は油断しないことです。
油断しないためには、油断を引き起こす疲労に気をつけなければなりません。
長時間のツーリングなど疲れやすい場合には、頻繁に休憩を取ってリフレッシュするようにしましょう。
それが自分にとってもバイクにとってもベストな方法です。