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車体の小さな傷やへこみは自力で直すことも可能

車にできた傷は、修理業者等に修理を依頼するしかないように思ってしまいます。
ところが、傷の程度によっては自力で直すことも可能です。

車の傷を直したい時は、ディーラーや修理業者に直行する人が多いのではないでしょうか。
専門の整備士が修理してくれますので、仕上がりにこだわりたい人にはベストな方法です。
ある程度までの傷やへこみなら、ほとんどわからないぐらいに目立たなくなります。

ただ、小さな傷やへこみ程度なら、自力で直すことも可能です。
たとえば、飛び石が当たってできた細かな傷は、市販の傷消し剤を使って目立たなくできます。

車の傷の消し方

走行中に巻き上げた砂や飛び石などで付いた小さな傷は、傷消し剤である程度は補修できます。
まずは、カー用品店などに行って市販の傷消し剤を見てみましょう。
さまざまな種類が見つかるはずです。
価格もさまざまで、安いものなら数百円で買えますが、高いものだと数千円もするようなものがあります。
どれを選べばよいかは、車にできた傷の程度や状態によって決まってくるため、説明をよく読んで最適なものを選んでください。

たとえば、浅い傷ならコンパウンドで表面を削り取るのが有効です。
コンパウンドを使う時は、まず車を洗ってしっかり汚れを落としてから、コンパウンドを付けた布やスポンジで優しくなでるように傷の辺りをこすります。
最後にもう一度水洗いして、出たカスなどを洗い流して完了です。

ワンポイントの傷ならタッチペンがおすすめです。
こちらも事前に車の汚れを洗い流しておきます。
傷の周囲に塗料が付いてしまわないように、マスキングテープで養生しておくとよいでしょう。

タッチペンの使い方は、傷部分に点を打つような感じで埋めていくのがコツです。
その後、乾燥してから液体コンパウンドを数回塗り重ね、さらに1週間ほど自然乾燥させます。
最後に、耐水ペーパーを使って塗料が盛り上がっている部分を削り取れば完了です。

自力で難しい傷は修理業者に依頼

傷消し剤で直せる傷はあくまで小さな傷です。
塗装の下地まで見えるような傷だと自力での補修が難しいので、最初から修理業者に持っていきましょう。
自力で直せる傷かどうかの見極めポイントは、水で濡らすと目立たくなるかどうかです。
水で濡らしても目立つ傷なら、修理業者に依頼してしっかり対処してもらいましょう。

なお、浅い傷でも自力で対処しない方がよい場合があります。
最近は、塗膜が薄い塗装の車が増えていますし、複数の塗料を微妙な割合で混合して、複雑な色合いを出す塗装のやり方も増えています。
こういう車の場合、浅い小さな傷だとしても、傷消し剤で自力で補修するとかえって傷が目立ってしまうこともあるのです。
大きい傷やへこみはもちろんですが、小さな傷でも最初からプロに任せた方がよい場合があることを知っておきましょう。