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ETCの2022年問題とは

ETCを使うなら注意しておくべき、2022年問題をご存じでしょうか。
電波法関連法案が改正されることによって、古い規格のETC車載器が使えなくなってしまう問題です。
これまでのETCは「スプリアス」という電波を使っていたのですが、法律の改正によってこの電波が規制に引っかかり、以降使ってはいけなくなってしまうとされています。

もっと正確に述べると、2022年になってもしばらくは旧規格のETC車載器も使用可能です。
ただしそれも2022年11月いっぱいまでの話で、12月1日以降は使えなくなってしまいます。

ただし併せて知っておきたいのが、旧規格のETC車載器であっても通信が不可能になるわけではないということです。
たとえばETC車載器が旧規格のままだと、ETCレーンが開かなくなり激突してしまうというような心配はありません。
ただ、改正法に引っかかる古い規格の車載器を使い続けると法律に違反することになるため、処罰の対象になるということです。

また、すべての機種に該当するわけではありません。
古い規格で製造された古いETC車載器だけが対象なので、すべての人が今のETC車載器を買い換える必要はないので安心してください。

2022年12月以降使えなくなるETC

では、具体的にどのメーカーのどんなETC車載器が使えなくなるのでしょうか。
ETC車載器や説明書には書かれていないので、各メーカーのホームページを確認する必要があります。
ここでは、おもなメーカーの状況を確認しておきましょう。

まずパナソニック製のETC車載器ですが、「C03002T」「C03002B」「CN-RX0600AK」の3つが使えなくなります。
あと日産では、純正のETC車載器であるカルソニックカンセイのいくつかが新規格に非対応とのことですが、数が多いので各自ホームページでチェックしておいてください。

またデンソー製のETC車載器のなかでは、型式「DIU-3102」と「DIU-3104」が使えなくなります。
さらに矢崎エナジーシステムの「ETC-YM2N」と「ETC-YM5」も、2022年12月以降は使用できません。
クラリオン製のETC車載器を使っている方は、「ETC920」が使えなくなるので注意してください。

そのほかのおもなETC車載器メーカー、三菱電機や古野電気、本田技研、カロッツェリア、アルパイン、イクリプスは、以前からすでに新しい規格に対応した製品を販売しているということで、お持ちのETCをそのまま使えます。
自動車メーカーの純正品では、トヨタ、マツダ、スズキもすでに対応済みですので、2022年以降も引き続き使用できます。
念のためお使いのETC車載器を今一度確認し、メーカーのホームページで新規格に対応しているかどうかチェックしておきましょう。