ハンドルが重いと感じたら

車のハンドルが重くなる原因とは？

ドライブ中、ハンドルが重くなったように感じたことはありませんか？
前回乗ったときから比べるとなにか重いかも、程度の違いを感じることなら、よくあると思います。
急に重くなったといったことを経験したことがある方もいらっしゃるかもしれません。

重くなる度合いも、ちょっと感じる程度から、両手でしっかりと持ってハンドルを切らないといけなくなるようなこともあります。
手っ取り早い対応方法としては、ディーラーに持っていくのがいいのですが、ちょっとしたことが原因かもしれません。
自分で確認できる範囲で原因を探してみましょう。

ハンドルが重くなる原因でもっとも多いのが「タイヤの空気圧不足」です。
ハンドルがちょっと重い、程度の場合はたいていタイヤの空気圧が原因と言えるでしょう。
タイヤの空気圧が規定値より下がると、転がる際の抵抗が増えてハンドルが重くなります。

タイヤの空気圧が不足しているとき、ハンドルが重くなるだけでなく燃費も悪化します。
タイヤの空気は自然に抜けていくものなので、定期的に確認してください。

フルサービスのガソリンスタンドでしたら、空気圧のチェックをお願いできます。
セルフにしか行かないという方は、自分で空気圧計を購入し定期的に確認するのがいいでしょう。
車のタイヤに空気を入れることができる空気入れも販売されていますので、自分で空気を入れることもできます。

またタイヤのパンクも考えられますので、何か刺さっていないかも確認してください。
釘などが刺さっていても、空気は急激に抜けていくものではなくゆっくりと抜けていきます。
釘などが刺さっていた場合はそのままにして、近くのガソリンスタンドやディーラーに行きパンク修理を依頼しましょう。

ハンドルが非常に重くなった場合

ハンドルが非常に重いという場合は、パワーステアリング機構が壊れているかもしれません。
油圧式のパワステの場合、オイルを送るポンプの故障やオイル不足が考えられます。

パワステのベルトが破損、劣化している場合もハンドルが重くなります。
電動式の場合は、モーターの故障、制御コンピューターの故障が考えられます。
どちらにしても素人では手出しできる場所ではありませんで、ディーラーに持ち込み、修理を依頼してください。
放置しておくと他の場所に負担がかかり、他の場所まで故障することも考えられます。

重いまま運転すると、とっさの危険回避で急にハンドルを切りたくても、重いためにハンドルが切れないということもあり、とても危険です。
ハザードをつけて左に寄る、どこか駐車場に止める、などで停車しまずは原因を探りましょう。

空気圧が原因の場合は、ガソリンスタンドまで自走するかJAFを呼ぶ、などで対応しましょう。
タイヤが原因ではない場合はJAFやディーラーへ連絡してください。
こうなってしまった場合、自走するのは極力避けましょう。