会員登録 ログイン
                    
  • 車・バイクの情報が満載!

限定解除の意味とは

免許証の限定解除という言葉、聞いたことのある方もいるかもしれません。
これは簡単に言うと、運転免許の限定条件を解除すること、になります。

ちょっとわかりにくいので、具体的に説明します。

たとえばオートバイの場合、以前は教習所で取得できる2輪用免許は中型のみでした。
大型を取るためには、限定解除の試験に合格しなければなりませんでした。
この試験は合格率が7%程度というわれる非常に難しい試験で、この試験を突破した方のみが大型のオートバイに乗ることができました。

自動車では、代表的なものとしてAT限定という免許証があります。
最近ではほとんどの方がAT限定で取得するようですが、この免許ではマニュアル車は運転できません。

運転した場合は違反となり反則金と加点が加えられます。
マニュアル車を運転したい場合、AT限定解除、という方法を取ります。

限定解除の対象について

限定解除の対象となる免許としては、以下のようなものがあります。

・大型自動車免許自衛隊車両限定
・AT(オートマチック)限定免許(自動車、二輪車)
・中型自動車免許8t限定
・準中型自動車免許5t限定
・大型特殊自動車免許カタピラ車限定又は農耕車限定
・普通自動二輪車免許小型限定

限定解除のやり方

限定を解除するには2種類の方法があります。

まずは、教習所にいって限定を解除する方法です。
最低4時間程度の講習を受けることで限定を解除することができます。
金額としては4万円から8万円程度、免許によっては限定を解除できる教習所が限られているため、探さなければならないこともあります。
AT限定解除の場合は教習が4時間必要で、1日2時間まで受講することができますので最低2日、それに加えて審査で1日かかりますので最短で3日で解除することができます。

教習所で限定解除するメリットとしては、しっかりと基本的なことから教えてもらえるということがあります。
クラッチやシフトの使い方に自信の無い方は、教習所で限定解除をするとよいでしょう。
この場合、金額がかさんでしまうのがデメリットとなります。

もうひとつの方法は、運転免許センターへ行って試験のみを受け限定解除する方法です。
受験料は1450円、試験車使用料として1550円がかかりますが、教習所に行くよりかなり安く上がるのがメリットです。
合格した場合は即日で免許が交付されますので、スピーディーさもメリットとなります。

デメリットとしては合格率の低さです。
警察官が採点しますし、営利目的ではないので厳格な採点がされます。
結果として、合格率が1桁パーセント、といった試験が出てくるということも珍しくありません。

何度も通うことになると、結局教習所で取ったほうが安くあがったということにもなりかねません。
運転に自信のある方でも、なかなか一発で合格とはなりませんので、十分に調査し練習してから行きましょう。