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維持費で比較する「お金のかかる車」

かつて1970~1980年代くらいに起こったスポーツカー&スーパーカーブームの時には、それほど収入が高いわけではない若者が次々にローンを組んで、高級な輸入車を購入していたものでした。

イタリアのメーカーのスポーツカーが憧れの一台として多くの自動車ファンを魅了しており、借金を組んででも買いたいという若者が多くいた時代だったのです。

しかしそうしてようやく購入した高級車も、いざ自分のものにしてみると維持費が驚くほどかかってしまい、結局数年と持たずに売却になったという例も多数見られました。

自動車を購入するときには本体価格だけでなく、その後に発生するランニングコストも頭に入れておかないとまさかの「自動車破産」となってしまう可能性があります。

現在日本で起こっている軽自動車ブームも、そうしたランニングコストの高さを嫌った消費者の行動によるもので、普通乗用車のコンパクトカーよりも本体価格が高い軽自動車でも売り上げランキングの上位に入ってくるという逆転現象が起こっています。

そこでランニングコストで考えた場合、最も高い自動車はどの車種なのかということをみてみましょう。
現行販売されている車種のランニングコストを計算してくれるサイトはいくつかありますので、そちらを参考に調べてみると、やはり高いのは海外メーカーのものが多いことがわかります。

ざっとワーストランキングを以下に挙げていきます。
最もランニングコストが高い車が1位で、カッコ内の数字は10年間のランニングコストの概算です。

10.SUBARUフォレスター(約135万円)
9.マツダ6 アテンザ(約140万円)
8.アウディA4クアトロ(約142万円)
7.ダッジ ラム1500(約147万円)
6.ダッジ グランドキャラバン(約160万円)
5.シボレー コバルト(約160万円)
4.メルセデス・ベンツ E350(約163万円)
3.日産 ムラーノ(約163万円)
2.BMW 328i(約172万円)
1.クライスラー セブリング(約189万円)

全体的に輸入車が多いことと、本体価格が高い自動車が多くランクインしていることが分かります。

メーカー別ではBMWが最も高いという結果に

上記のランキングは車種別ですが、メーカー別で比較をするとなんと10年間のメンテナンス費用が最も高いとされたのはBMWで、約185万円でした。

BMWは日本でも正規ディーラーの多い人気の自動車メーカーですが、内部に使用されているパーツが非常に特殊な形状をしていることが修理費用を大きく押し上げる要因です。

他にもメルセデス・ベンツやキャデラックといった、高級車のイメージがある欧米の車が高いランニングコストという結果になっています。