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MT車の免許がないと恥ずかしい?

少し前の話かもしれませんが「男のクセにAT限定免許とか恥ずかしすぎる」というような言われ方がされていたことがありました。

しかしながら周囲から「免許取るなら絶対にMT車がいいよ」と言われて頑張って教習所に通ったけれども、実際に取得をしてみたらATしか乗らず、結局免許があるだけで技術はAT限定と変わらないという人は男女問わずにいるものです。

それこそ20年くらい前までなら、道路を走行している自動車の半数ないしは4割程度がMT車だったので、自分でハンドルを握ることも十分にありえることでした。

ところが現代ではそもそもメーカーがMT車の新車を発表することをやめていたり、MT車といっても純粋なミッション車ではなく、AT運転の切り替えとして搭載していることがほとんどです。

オートマとマニュアル、どちらの免許を取るべきかの結論を先にいうと、「無理をしてMT車の免許をとる必要は全くない」ということになります。

自動車教習所でもMT車を指定すると、受講する実技講習がわずかながら追加されることになりますし、坂道発進など難しい項目が出てきます。

万が一のときのために取得をしておいてもよいでしょうが、実利ということでいけば男だろうが女だろうがATで十分なのです。

公道を走行している自動車の98.5%はAT車

2011年の調査とやや数字が古いですが、一般公道を走行している自動車のうち98.5%はAT車であると言います。

それから更に数年が経過しているので、実質的に100%に限りなく近い数がAT車ということになるでしょう。

ただしこれはあくまでも日本だけの事情のようで、欧州では依然としてMT車が多く走行をしています。

海外旅行をして現地をドライブしようとレンタカーショップに行ってみたところ、MT車しかなくて結局借りられなかったという話もよく聞きます。

海外のレンタカーでもAT車がないわけではないのですが、日本におけるMT・ATの割合が逆転しているくらいの認識でいた方がよいかもしれません。

そういう意味で将来的に海外旅行で欧米に生きたいという人や、現地でドライブをしたいと考えているなら、積極的にMT車の免許を取得することが勧められます。

ちなみに今日本メーカーの自動車でMT車の新車を出しているモデルとしては、トヨタの「86(ハチロク)」や「カローラアクシオ」「オーリス」といったトヨタ車が代表的です。

国産MT車はスポーツカータイプが多いので、あまりファミリー向けとしての受けは良くないのですが、自動車が好きで運転を楽しみたいという人にとっては大変人気があります。

単なる移動手段としてではなく、趣味として自動車が好きならMT車免許はおすすめできます。